2022年01月24日
三菱ケミカル、MMA、MAAなど 来月から値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

 三菱ケミカルと三菱ケミカルメタクリレーツ(東京都千代田区、佐々木等社長)の両社は24日、MMA、MAA およびメタクリル酸エステル類の事業収益を改善するため国内価格を引き上げることにし、取引先との交渉を開始したと発表した。2月1日出荷分から実施する。

<対象製品と値上げ幅>
▽ MMA(メチルメタクリレート) 国内価格  25 円/kg 以上
▽ MAA(メタクリル酸) 国内価格 25 円/㎏ 以上
▽メタクリル酸エステル類(BMA・HEMA 等) 国内価格  25 円/kg 以上

 同社はナフサの価格上昇を背景に、2021年4月1日にこれらの製品の価格改定を実施した。だが国産ナフサ価格は、2021年4ー6月期の47,700 円/kl から、7ー9月期には 同53,500円にまで上昇しており、さらに10ー12月期には60,000円に達すると予想されている。MMA 及びその誘導品の製造コストも大幅上昇している。これまでは自助努力で対応してきたが、これ以上の負担が困難となったため、安定供給継続のためにも価格改定を実施せざるを得ないと判断した。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1642992168.pdf