2022年01月28日
ポリプラ、中国でポリアセタール増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ポリプラスチックス

ポリプラスチックスは28日、中国江蘇省南通経済開発区で操業中のポリアセタール(POM)工場に地元の南通開発区から、環境上の理由で操業停止の要請を受けたこともあり、同工場の代替準備に入ったと発表した。中国では電力供給不足による供給制限の影響が広がっているが、この電力問題とは無関係という。

南通工場では現在年産6万トンのPOM工場が稼働中だが、21年3月南通経済開発区から現地進出各工業に対して立ち退き要請を受けた。周辺一帯の環境改善の一環という。

ポリプラスチックスは、これとは別に同工場の現有設備が手狭で供給力が不足してきたため、近くに工場用地を取得し新工場を建設する計画をすすめていた。今回の要請を機に新立地構想を加速させたい意向のようだ。

新規計画は、2段階に分けて年産15万トン設備を建設するもので、2024年11月に第1期9万トンを完成する計画。引き続き6万トン増やす。同社は一連の能力増強によって今後のポリアセタール需要の伸長に対応する。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1643348160.pdf