2022年01月31日
積化成・特別損失63億円計上へ 欧州市場の悪化響く
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化成品工業

 積水化成品工業は31日、2022年3月期第3四半期(2021年45~12月)の連結決算で63億円の特別損失(減損損失)を計上する見込みだと発表した。

 欧州の連結子会社 Proseatグループは、前期の新型コロナウイルス感染症の影響からは一定の回復基調にあるものの、主力の自動車関連部材に用いる原材料価格の高騰の影響、欧州拠点自動車メーカーの半導体不足などによる減産の影響により大幅な受注減少を招いた。

 このほど、22年1月以降の同グループの新年度経営計画の策定にあたり、これら足元の状況や今後の新型コロナ感染症の動向などを踏まえて見直しを行った結果、2019年2月に同グループを買収した際に計上したのれん等、および同グループが保有する有形固定資産の一部に係る減損損失63億円を計上する見込みとなった。通期予想も精査中。
 
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1643604042.pdf