2022年03月09日
ポリプラ、軽量化と強度、環境に優しいバイオ材開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ポリプラスチックス

 ポリプラスチックスは9日、軽量化と機械的強度を両立させた、環境に優しいバイオ材として、長繊維セルロース強化熱可塑性樹脂「PLASTRON LFT」を開発したと発表した。

 このところ、製品開発の場でもサステナブルな対応が求められており、天然繊維・でん粉・木粉等の植物由来や天然鉱物系の充填材を用いた環境対応樹脂へのニーズが高まっている。しかし、これらの環境対応樹脂には機械強度が不十分なケースが多く見られる。

 ポリプラスチックスは今回、樹脂の補強材として再生セルロースを使用し、物性バランスに優れた長繊維セルロース強化熱可塑性樹脂を開発した。

 特徴は
(1)バイオ原料であるセルロースを使用しており環境にやさしい
(2)製品の軽量化ができる
(3)高い機械強度(特に衝撃強さ)を持つ、など。

 サステナブル性と物性バランスを両立させたことで、今後、強度アップと二酸化炭素(CO2)排出量削減効果が期待できる素材として市場拡大を図っていく方針だ。