2022年03月15日
BS、ロシア事業から撤退、ウクライナ支援へ5億円
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ブリヂストン

 ブリヂストンは14日、最新の国際情勢を踏まて対応を検討した結果、ロシアでのタイヤ生産及びロシア向けタイヤの輸出を同日付で停止したと発表した。

 ロシアでの生産拠点はウリヤノフスクにある1工場のみであり、ブリヂストンのグループ全体におけるロシア事業の売上収益は約2%弱と全体から見て大きくはない。ブリヂストンのロシア駐在員とその家族計10名は、すでに全員帰国済みという。

 同社は、ウクライナへの人道支援のために総額 250 万ユーロ(約 3.2 億円)の寄付をUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)へ行う。また、各地域グループ会社から、欧州で100 万ユーロ、米州、アジアから各 25 万ドルの国際赤十字などへの寄付を予定しており、ブリヂストングループ全体で、総額約 5億円の寄付を行う。
 
 欧州グループ会社は、従業員がボランティア活動に参加し、避難してきたウクライナの人たちの受け入れ支援や、食料、医薬品などの物資支援を行っている。