2002年03月13日
ナフサのスポット相場、極東も西欧も200ドル超え続く
いずれも原油価格の上昇率を大きく上回る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 ナフサのスポット相場が今週に入ってアジアと西欧の両地域ともに一段と上昇してきた。大手商社筋によると、週明けの極東向けの価格は、C&F/ジャパンを例に取るとトン当たり240ドル弱となっている。先週の平均よりさらに14~15ドル上がっている。今年のボトムの1月中旬に比べると70ドル近い値上がりである。C&F/ジャパンの200ドル超えはこれで10日連続となった。
 一方、北西欧のスポットCIF価格は220~240ドルの間にある。先週の平均を同じく14~15ドル上回っている。1月中旬に対比するとやはり70ドル弱高い。北西欧の200ドル超えは8日連続となった。
 極東と北西欧の2大消費ブロックのスポット価格がともに200ドル台で推移するのは平常時では異例のこと。しかも、最近の上昇率は原油のそれを大きく上回っている。これには、産油各国の原油減産の継続にとどまらず、サウジアラビアの軽質NGL(A-180)の大幅出荷カットやクウェートのリファイナリーの火災事故による部分的操業停止、さらには国際トレーダー筋による投機買いなど複数の要因がからんでいると見られる。
 このため、日本の石油化学業界は今年第2・四半期において円高がキュウテンポで進まないと強烈なコストプッシュに襲われることになる。