2022年03月18日
ハネウエル、次世代吸入薬でアストラゼネカと提携
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:ハネウェル

日本ハネウエル(東京都港区)は18日、ハネウェル本社が、英アストラゼネカと GWP(地球温暖化係数)がほぼゼロの噴射剤を採用した喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療用次世代吸入薬の開発および商業化に向けてパートナーシップを締結したと発表した。

世界中には現在、進行性の呼吸器疾患(COPD)が3億8400 万人、喘息は子どもと成人合わせて3億 3900万の人たちが疾患を抱えていると報告されている。患者治療の多くには加圧式定量噴霧式吸入器(pMDI)が用いられているが、これらは世界中で呼吸器ケア分野のカーボンフットプリントを押し上げる要因としてあげられている。

呼吸器領域に多くの実績を有するアストラゼネカは、ハネウェルの「Solstice Air(ソルスティス エア)」噴射剤を採用し、従来のpMDI由来の吸入式噴射剤と比べて温室効果ガス排出の99.9%削減を目指す。

ソルスティス エアは、不燃性と GWP がほぼゼロの特性を持ち、また現在 pMDI の臨床開発中にある唯一の噴射剤となっている。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1647567513.pdf