2022年03月28日
日化協LRI第10期の新規委託研究課題 5件決る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

 日本化学工業協会は28日、 LRIの第10期(2022年度)研究課題 5 件を決めたと発表した。全31件の候補の中から採択した。前年度から継続中の研究課題8件とあわせて、委託研究課題数は 13 件となった。
 
■新規採択の研究課題(5件)

▽研究テーマ : マイクロプラスチック生成機構の解明
 「リスク評価に寄与するマイクロプラスチック生成の機構・速度の解明および標準マイクロプラスチックの調製」 代表研究者:黒田 真一( 群馬大学 大学院 理工学府 教授 )

▽研究テーマ :動物実験代替法の開発
 「ヒト iPS レポーター細胞を用いたシグナルかく乱を指標とする発生毒性試験法」 代表研究者:福田 淳二 ( 横浜国立大学 大学院工学研究院 教授 )

▽研究テーマ:ヒトへのばく露に関する研究
 「生理学的薬物動態モデルを用いる化学物質のデータ駆動型ヒト体内ばく露量予測手法の開発」 代表研究者:山崎 浩史( 昭和薬科大学 薬物動態学研究室 教授 )

▽研究テーマ:新しい特性を持つ化学物質の安全性評価
 「人工生物濃縮デバイスを用いたマイクロプラスチックのベクター効果推定モデル構築とそれを用
いた実環境中での影響予測」 代表研究者:大嶋 雄治 ( 九州大学 大学院農学研究院 教授 )

▽研究テーマ:化学物質法規制における安全性評価を推進する評価法の開発
 「反復投与毒性の評価のための統計学的・数理科学的アプローチによる客観的なリードアクロス手法の
開発」 代表研究者:吉成 浩一 ( 静岡県立大学 薬学部衛生分子毒性学分野 教授 )

<用語の解説>
※ LRI(Long-range Research Initiative : 化学物質が人の健康や環境に及ぼす影響に関する研究の長期的支援活動

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1648433220.pdf