2022年04月05日
AGC、インドネシアPVC増強設備 初出荷式
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:AGC

 AGCは5日、インドネシア子会社のアサヒマス・ケミカル社(ASC社、本社:インドネシア、宮崎淳社長)がアニール工場(バンテン州)の塩化ビニル樹脂(PVC)増強工事を終え、チレゴン市長や現地政府要人、関係者ら多数を迎えて初出荷式を行ったと発表した。

 ASC社は、東南アジア地域での苛性ソーダやPVCなどクロール・アルカリ製品の需要拡大に対応するため、これまで能力増強を重ねてきた。今回の増強は2016年の大規模増産以来で、これによりグループのPVC年間生産能力は東南アジア地域で120万トン(増強前100万トン)、ASC社で75万トン(増強前55万トン)となった。

 AGCグループは、東南アジアの苛性ソーダおよびPVC市場は今後も年率4%程度の成長が見込まれるとし、これらの事業拡大を現行中計(plus-2023)に盛り込んでいる。引き続き域内需要を着実に取り込み、競争力を強化していく方針だ。

(参考)
◆関連リリース:インドネシアでPVCの生産能力を増強