2022年04月11日
三井化、神戸市に回収プラ・リサイクルベンチ
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学株は11日、幹事企業として昨年12月に参画した新事業共創パートナーシップ「ジャパン・サーキュラ―・エコノミー・パートナーシップ(J-CEP)」で、回収プラスチックを原料にベンチ2基を制作し、神戸市長田区にある「ふたば学舎」に設置したと発表した。

  J-CEPは、兵庫県神戸市と、廃棄物リサイクルを手がけるアミタ(東京都千代田区、末次貴英社長)が主体となって進める「プラスチック資源に特化した回収ステーション」に連携団体として参加している。
 
 ふつう、家庭から出るプラスチックごみのリサイクルは分別が不十分なこともあり難易度が高いが、ふたば学舎では回収するプラスチック(容器など)を特定し、一般市民に持ち寄ってもらう方法を採用しており、その後のリサイクルプロセスを容易にしている。

 今回はポリプロやポリエチレン、PET樹脂など異なった複数種のプラスチックを混ぜ、相溶化できる三井化学の接着性ポリオレフィン「アドマー」を 10%添加してリサイクルエコベンチを制作した。アドマーを添加することで強度や耐衝撃性の低下を抑えた。


<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1649383083.pdf

◆アドマー製品情報 :
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/service/product/admer.htm