2022年04月26日
伊藤忠、マレーシア企業とアンモニア活用脱炭素で調印
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:伊藤忠商事

 伊藤忠商事は、マレーシアのMalakoff Corporation Berhad(本社:クアラルンプール)と、同国ジョホール州における水素・アンモニアを活用した脱炭素への取り組みに関する事業化の共同実施覚書を締結したと25日発表した。覚書締結は経済産業省主催の第1回アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合(AGGPM)官民フォーラムで行った。

 ジョホール州でのアンモニア受入基地の整備、及びマラコフ社が保有する石炭火力発電事業のアンモニア混焼・水素焚き新設ガスタービン火力発電所開発等による脱炭素化を、事業化調査と今後の協議を経て目指す取り組み。2050年までにカーボンニュートラル実現を目指す同国の施策に沿っており、今後日本政府の掲げるアジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)と連携して進める。

 同事業化調査対象地は、海洋交通の要衝、ジョホール海峡沿いに位置しており、同プロジェクトは発電事業の脱炭素化のみならず、舶用燃料用途での供給、近隣工業団地への供給など同地区の脱炭素化への貢献も期待されている。