2022年05月26日
4月のエチレン生産 397千トン 前年比27%の大幅減
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は26日、4月の主要石油化学製品の生産実績を発表した。エチレン生産量は397,000トンで、前月比6.1%(22,800トン)、前年同月比では▲27.1%(▲147,900トン)の大幅減となった。
 
 定修プラントは、ENEOS(川崎)、東ソー(四日市)、昭和電工(大分)の3社3プラント(前月:4社4プラント、前年同月:なし)だった。

 誘導品の生産を前年と比較すると、定修規模差と稼働率要因から、LDPE、HDPE、PP、PS、SM、VCM、EO、EG、ANと合成ゴムBR、芳香族BTXなど、全17品目中13品目がマイナスで、プラスはPVC、MMAモノマー、アセトアルデヒド、合成ゴムSBRの4品目にとどまった。汎用樹脂の国内出荷は、LDPE、HDPE、PP、PSいずれもマイナスだった。ただPSは微減。新型コロナウイルスの影響は薄れたものの、中国をはじめ東南アジア各国の経済回復の遅れが響いた。
 
ニュースリリース

18品目生産実績
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1653544707.pdf

MMA
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1653544707.pdf

4樹脂
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1653544707.pdf