2022年06月01日
横浜ゴムの社員2人、第34回日本ゴム協会賞を受賞
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:横浜ゴム

 横浜ゴムは1日、同社の技術者2名がサステナブル資源を用いたゴム材料の研究開発で、(一社)日本ゴム協会の「第34回日本ゴム協会賞」を受賞したと発表した。同社の日座操、新家雄両氏と産業技術総合研究所(産総研)の藤谷忠博、宮澤朋久両氏の計4氏が今回受賞した。受賞式は5月30日に同協会で行われた。

■受賞理由
 本研究開発ではタイヤ用ゴムをサステナブル資源化するため、トウモロコシやサトウキビなどから作られるバイオエタノール(生物資源)を合成ゴムの材料であるブタジエンに変換する世界最高レベルの高性能な金属酸化物触媒を開発した。さらに、同触媒で生成したブタジエンから重合したブタジエンゴムをタイヤのキャップトレッドやサイドウォールに適用したタイヤ試作に成功した。これらはゴム産業の科学・技術の発展に寄与する極めて顕著な業績として評価された。
 
ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1654056517.pdf