2022年06月07日
ユニチカ、ナイロン11繊維「バイオマス」表示
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ユニチカ

 ユニチカは7日、ユニチカトレーディングのナイロン 11繊維「キャストロン」が、日本バイオプラスチック協会のバイオマスプラ識別表示制度のポジティブリストに登録されたと発表した。これにより、「キャストロン」を使用した製品には「バイオマスプラマーク」を表示することにした。

 「キャストロン」は、トウゴマから抽出されるヒマシを原料としたバイオマス 100%の環境配慮型ナイロン117繊維で、軽量性、耐摩耗性に優れるなどの特長を有する。スポーツウェア、アウトドアウェアのような衣料素材から、シューズ材などの資材まで様々な用途での使用できる。また、原料のトウゴマは、主にインドのクジャラート州で栽培されている。同地区はごく短期間の雨季を除いては降水量が少なく、農作には不向きとされる土地柄だが、トウゴマの栽培は可能で栽培農家の生活向上にも貢献している。