2022年06月10日
AGC、Scope3排出量の削減目標設定 /30年30%削減
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:AGC

 AGCは10日、バリューチェーンにおける温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)Scope3の排出量削減目標を新たに設定したと発表した。2030年に30%削減(2019年比)を目指す。また、国際的な気候変動イニシアチブであるSBTi(Science Based Targets initiative)によるSBT認定に向けた申請を行った。
 
 AGCグループは、2021年2月に発表した中期経営計画「 AGC plus-2023 」で、サステナビリティ経営の推進を主要戦略の1つに定めている。持続可能な地球環境の実現に向け、2050年カーボン・ネットゼロを目指し、そのマイルストーンとして、Scope1およびScope2の2030年GHG排出量30%削減、GHG排出量売上高原単位50%削減という中間目標を設定した。

 今回、これに加えて、新たにScope3の排出量削減目標を設定した。Scope3のなかでもバリューチェーンにおける自社製品の使用・廃棄段階でのGHG排出量削減の重要性が高まっている。AGCグループは、地球温暖化係数が極めて低い次世代冷媒・溶剤AMOLEARシリーズの普及への注力や、サプライヤーエンゲージメント活動の強化などにより、Scope3目標の達成に積極的に取り組む。

 AGCグループは、ポートフォリオ変革とサステナビリティ経営の追求により「2030年のありたい姿」を実現し、社会的価値・経済的価値の創出を通じて、持続可能な地球環境の実現に貢献する。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1654834466.pdf