2022年06月13日
特許庁、五庁長官会合「SDGs達成への役割」協議
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省は13日、日米欧中韓の特許庁(五庁)による第15回五庁長官会合を9日、テレビ会議形式で開催し、
「SDGs達成に向けた知財の役割を中心に意見交換したと発表した。

 また、五庁と五庁ユーザー団体との協働10周年を祝い、過去10年の五庁協力の成果を振り返るとともに、ユーザー団体と今後一層協力強化をはかっていくことで合意した。さらに、新技術・AI分野の協力に関する作業ロードマップに基づく初のプロジェクトとして、日本の特許庁が提案した、AI関連発明に係る五庁の審査実務に関する資料収集プロジェクトの立ち上げでも合意した。五庁への特許出願(2020年:約278万件)は、世界の出願件数の約85%と大きなウエイトを占めている。

 五庁は、2007年から長官会合を継続して開催し、審査結果の相互利用、手続の簡素化、審査の質の向上などをテーマに作業部会を開催し検討を行ってきた。また、2012年からは、五庁ユーザー団体との会合も行っており、今年で五庁と五庁ユーザー団体との協働10周年を迎えた。