2022年06月22日
PPフィルム 5月の出荷・年初来の前年比増キープ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業会

日本ポリプロピレンフィルム工業会は22日、5月の延伸フィルム(OPP)と無延伸フィルム(CPP)の生産・出荷実績を発表した。両フィルムとも国内向け出荷は好調で、前年比プラスとなった。OPPフィルムは輸出も回復した。

■OPPフィルム(延伸フィルム)
 5月の生産は18.9千トン(前年比102.9%)と回復した。国内出荷も17.5千トンで100.2%と年初以来5カ月連続の前年比プラス。輸出も前年比124%と今年初のプラスになった。出荷計は17.8千トン(101.0%)と僅かながらも前年比増ペースを継続している。
 出荷内訳(内需)を前年比でみると、食品容器向けが14.0千トン(102.5%)で断トツ。工業用(97.8%)と繊維・雑貨(88.2%)はマイナスだった。
 
■CPPフィルム(無延伸フィルム)
 5月の生産は13.6千トン(107.6%)で、今年2月以来4カ月連続の前年比プラス。国内出荷が12.5千トン(103.9%)と好調に推移。輸出は52%と振るわなかった。出荷トータルは内需に支えられて12.7千トン(102.12%)となり今年は年初以来の前年比増を持続中となっている。
 国内出荷の内訳は3分野のうち食品用が15.6千トン(106.5%)と圧倒的。他の繊維・雑貨用や工業用は前年を下回った。
 
5月実績
出荷実績表
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1655883780.pdf

OPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1655883780.pdf

CPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1655883780.pdf