2022年06月24日

東レ、環境・モビリティ領域拡大へ開発センター新設

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：東レ

東レは24日、世界的に需要が拡大する環境・モビリティ領域での事業拡大に向け、技術開発力および技術マーケティング機能の強化、グローバル開発拠点の連携強化を図るため、技術センター所長直轄の組織として23日付で「環境・モビリティ開発センター(Environment and Mobility Development Center＝EMC)」を大津に設置したと発表した。同時にマーケティング部門の体制を拡充した。 　成長する環境・モビリティ領域に向けて、技術開発と営業とが分野横断的かつグローバルに連携し、グループの先端材料によるトータルソリューションを提供することで、同領域の事業拡大を加速する。 　近年、環境・モビリティ領域の市場拡大と多様化がグローバルに進展している。環境領域では、欧州グリーンディールを端緒に、GHG排出実質ゼロに向けた取り組みが広がっている。モビリティ領域では自動車産業のCASE移行により、xEVが急拡大している。また、UAM(アーバンエアモビリティ)、ドローン、小型電動移動媒体など次世代モビリティの開発も活発だ。 　 　東レは、これらの変化に迅速に対応するめ、「環境・エネルギー開発センター」(大津市)が保有する環境・新エネルギー関連の開発機能と、「オートモーティブセンター」(名古屋市)が保有する自動車用途をターゲットとした先端材料分野の技術マーケティング機能を統合・融合し、環境・モビリティ領域の一元的な開発センターとしてEMCを開設した。従来の技術マーケティング機能を大幅強化し、より高度なトータルソリューションを展開していく方針だ。