2022年07月21日
アジレント、バイオ医薬品用の分析ソフトウエア発表
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:アジレント・テクノロジー

 アジレント・テクノロジー(東京都八王子市)は21日、バイオ研究用の新しいオリゴヌクレオチド分析ソフトウエア、MassHunter BioConfirm 12.0を発表した。アジレントの高分解能 LC/MS によって測定したデータをサポートしており、オリゴヌクレオチドの純度分析や配列確認に使用できる。
 
 オリゴヌクレオチドはバイオ医薬品業界で治療法として関心が高まっている分子で、複数のメカニズムによって遺伝子発現を標的とし、幅広い疾患に対処できると期待されている。ただ、in vivo での安全性の向上、ターゲットへの信頼性の高い正確な輸送、配列の迅速な確認などの課題があった。
 
 MassHunter BioConfirm 12.0ソフトウエアでは、タンパク質分析の既存の機能が拡張され、オリゴヌクレオチドの純度分析のサポートが追加されている。これにより、MassHunter BioConfirmの機能が大幅に強化された。オリゴヌクレオチドの純度評価と、配列確認を行う上で極めて重用な機能が追加された。今後、バイオ医薬品やワクチンの研究開発に使用していく上で重要な分析ステップとなる。