2022年07月26日
AGCの欧州子会社「Lowカーボンガラス」発売へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:AGC

 AGCは26日、100%子会社であるAGC Glass Europe社(本社:ベルギー)が、AGCグループとして初めてとなる、Lowカーボンガラスの販売を今年内にも開始すると発表した。

 Lowカーボンガラスとは、製品ライフサイクルにおけるGHG排出量を大幅に低減した製品で、最新の技術や製造設備を導入して実現した。

 AGCグループはこれまでも、持続可能な地球環境実現に向けて、製造プロセスやサプライチェーンでのGHG排出量削減、省エネ・創エネ製品・技術の供給などを進めてきた。AGC Glass Europe社では、研究予算の50%をカーボンネットゼロに貢献する製品やソリューションの研究に充て、サステナブルな建築用ガラス事業の実現に努めてきた。
 
■AGC Glass Europe社の具体的な取り組み
(1)自主的に自社製品に環境ラベル「EPD(Environmental Product Declarations)」を発行し、購入者や使用者に製品のライフサイクルを通じた環境負荷情報を提供。
(2)同社製品のカーボンフットプリントの算出を09年から開始し、2020年まで3年ごとに改定してきた。より透明性の高い形でカーボン・ロードマップの進捗を把握するため、現在は毎年実施している。
(3)環境商品に関する第三者認証Cradle to Cradleの取得を進め、2010年に欧州ガラスメーカーとして初めて、板ガラスとコーティングガラスで取得した。現在も欧州ガラスメーカーとして最も多くの認証を取得している。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1658803965.pdf