2022年07月29日
6月の鉱工業生産指数、化学工業は前月比5.2%上昇
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省が29日発表した6月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)は、生産が前月比8.9%上昇の95.8、出荷は4.6%上昇の93.3と、ともに3カ月ぶりの上昇となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた中国での都市封鎖(ロックダウン)が解除され、生産が回復した。生産予測調査によると、7月、8月ともに上昇を予測している。基調判断は前月の「弱含み」から「一進一退で推移している」に引き上げた。

 個別に見ると、全体の15業種のうち自動車工業、電気・情報通信工業、電子部品・デバイス工業など11業種が上昇し、紙・パルプ、汎用機械など4業種が低下となった。
 
 化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比5.2%上昇の97.7、出荷0.2%上昇の92.1、在庫2.5%上昇の108.6だった。在庫率は3.9%上昇の120.1となった。