2002年03月12日
経産省の需給予測「パラキシレン、PTA、2006年アジアで大幅不足」
【カテゴリー】:海外
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 経産省化学課が策定した、石化品の国際需給見通しによると、合成繊維原料であるパラキシレン(PX)、PTAの需要は世界的になお増加が続き、ことにアジア地域では、2006年に290万トンものPTA輸入が必要になるとしている。
 
 2000年のPXの世界の需要実績は1,618万トン(前年比4.6%増)、PTAは2,295万トン(7.6%増)だった。全体の6割以上をアジアが占めた。需要は2006年にはPXが年率6.5%ずつ増えて2、9359万トンに、PTAも同じく6.6%増の3、9375万トンになると予測している。
 
 一方、生産能力は2000年時点でPX2,171万トン、PTA2,564万トンとなっている。現在計画されている新増設計画を考慮すると、2006年末の生産能力はPX2,598万トン、PTA3,313万トンとなるが、ともに需要量に満たない。
 
 地域別にみると、アジアでは中国の不足が大きく、2006年にはPX170万トン、PTAで460万トンの不足が生じる計算だ。アジア全体でも2006年にはPX100万トン、PTA290万トンを輸入に頼らざるをえない状態になると予測している。
 
「PTAなどは比較的短期間にプラントが建つので、現在は計画がなくてもそのうちに出てくる可能性はある」と化学課では心配はしていないようだ。