2022年08月23日
7月のPS生産 55.7千トン 輸出の落ち込み響く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は23日、7月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の需給実績を発表した。PSの生産は55.7千トンで前年比▲15%、SMの生産は141.2千トンで同▲18%と、ともに低調だった。輸出が大きく落ち込んだ。

■ポリスチレン(PS)
 7月の生産は55.7千トンで、前年比85%と4月以来のマイナス。国内出荷は50.4千トンで同97%、輸出は3.5千トンで同75%った。
 国内出荷を用途別にみると、電機・工業用6.4千トン(前年比99%)、包装用24.5千トン(104%)、雑貨・産業要6.4千トン(92%)、FS用13.1千トン(86%)で包装用を除き前年を下回った。輸出も3.5千トン(75%)と冴えなかった。在庫は113.3千トンと前年比42%の増加、在庫月数 は2.1カ月となった。

■スチレンモノマー(SM)
 生産は141.2千トンで、前年同月比82%だった。
 国内出荷(内需)は106.9千トン(同85%)だった。主力のPS向けが51.2千トン(77%)となった。
 ABS樹脂向けは21.1千トン(98%)、合成ゴム11.2千トン(103%)だった。不飽和ポリエステルは2.6千トン(100%)。輸出は20.7千トンで同49%と落ち込みが続く。出荷計は127.6千トンで同76%にとどまった。
 在庫は72.6千トンで前月比134%と増加、在庫月数は0.6カ月となった。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1661233251.pdf