2022年09月07日
名工大、光で水素イオンを運ぶプランクトン解明
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:その他

名古屋工業大学 オプトバイオテクノロジー研究センターの細島頌子 特任助教らは7日、イスラエル工科大学のオデド・ベジャ教授との国際共同研究により、円石藻 Emiliania Huxleyiに感染する巨大ウイルスが持つヘリオロドプシンV2HeR3が光で水素イオンを輸送することを明らかにしたと発表した。

世界で初めて光応答性たんぱく質・ヘリオロドプシンの機能を解明した。海洋性植物プランクトンである円石藻に感染する巨大ウイルスは、光とヘリオロドプシンを使って地球環境に影響を与える円石藻の大発生を制御している可能性がある。
光で水素イオンを輸送できるヘリオロドプシンは、光遺伝学の研究ツールとしても期待される。
本研究成果は「eLife」誌(22年9月6日付(日本時間)に掲載された。

ニュースリリース参照
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220906/pdf/20220906.pdf