2022年09月21日
ポリスチレン 8月の生産59.1千トン 前年比89%
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会は21日、8月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の需給実績を発表した。PSの生産は59.1千トンで前月比6%増、前年比では11%のマイナスとなった。SMは輸出の減少から大幅マイナスとなった。

■ポリスチレン(PS)
 8月の生産は59.1千トンで、前年比89%と2カ月連続のマイナス。国内出荷は42.9千トンで同91%、輸出は3.5千トンで同60%だった。
 国内出荷を用途別にみると、電機・工業用4.7千トン(前年比91%)、包装用20.2千トン(91%)、雑貨・産業用5.6千トン(81%)、FS用12.5千トン(96%)と、いずれも前年を下回った。輸出も3.5千トン(60%)と伸び悩んだ。在庫は125.9千トンと前年比11%の増加、在庫月数 は前月末の2.1カ月かた2.7カ月に増えた。

■スチレンモノマー(SM)
 生産は116.4千トンで、前月比82%、前年同月比では64%となった。
 国内出荷(内需)は113.2千トン(前年比89%)、輸出は8.9千トン(16%)と大幅減少した。
 国内向けでは主力のPS向けが55.0千トン(87%)、EPS向けは5.5千トン(76%)だった。また、ABS樹脂向けは21.8千トン(89%)、合成ゴム10.9千トン(74%)だった。不飽和ポリエステルは2.7千トン(124%)と回復傾向。輸出は8.9千トンで前年比わずかに16%と低迷した。出荷計は122.1千トンで同67%にとどまった。
 在庫は67.9千トンで前月比122%と増加、在庫月数は0.6カ月となった。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1663744900.pdf