2022年09月29日
BASF、中国・湛江の生産拠点にエンプラ工場竣工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:BASF

 BASFジャパンは29日、中国の広東省湛江市(タンコウ市)のフェアブント(統合生産拠点)に、最初の工場となるエンジニアリングプラスチックのコンパウンド工場が竣工したと発表した。同工場は、中国の顧客向けに年間 6 万トンのエンジニアリングプラスチックを追加供給する。2023 年には BASF のアジア太平洋地域におけるエンジニアリングプラスチックの総生産能力は 42 万トンになる予定だ。

 新新工場により、BASF は自動車やエレクトロニクス業界を中心とした顧客の需要増に対応することができる。
BASF SE の Dr. マーティン・ブルーダミューラー会長は「湛江フェアブントは、新しいスタートを切ることができた。同工場は世界でも 3 番目に大きなフェアブントとなり、中国および世界における持続可能な生産の好例となるだろう」と述べた。

 同工場には100%再生可能エネルギー電力が供給される予定。同フェアブントは2030 年までに最大 100 億ユーロを投じ、BASF の単独責任の下で運営される。これはBASF にとって過去最大の投資となる見通し。2023 年には、熱可塑性ポリウレタン(TPU)の工場が稼働開始する。