2022年10月06日
富士フィルム、富山に国内初のバイオ CDMO 拠点
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

 富士フイルムは、ライフサイエンス事業拡大のため、国内初のバイオ CDMO 拠点を富山市に新設する。富士フイルム富山化学を通じて設置するもので、2026年度稼働開始の予定。同計画は、経産省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」に採択されている。

■新拠点の概要
<特長>
(1)富士フイルム富山化学の既存工場の敷地内に国内初となるバイオCDMO 拠点を新設。バイオ医薬品の生産プロセス開発が可能な設備に加え、バイオ医薬品の治験薬製造・商業生産が可能な新棟を建設。
(2)平時には抗体医薬品・抗体薬物複合体などバイオ医薬品の製造、パンデミック時には mRNA ワクチン・遺伝子組換えタンパクワクチンの製造が可能なデュアルユース設備を整備。原薬製造から製剤化、包装まで一貫受託できる体制を構築する。
(3)バイオ CDMO として30年以上の実績を有するFUJIFILM Diosynth Biotechnologies の培養・精製技術や遺伝子組換え技術など最先端のバイオテクノロジーを導入。高効率・高品質製品の迅速で安定した生産を実現する。

ニュースリリース参照

当社国内初のバイオCDMO拠点を新設
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1665025157.pdf

Fujifilm to establish its first Bio-CDMO site in Japan
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1665025157.pdf