2022年10月11日
東レ「レミッチ」で沢井と扶桑薬品に差止仮処分命令
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

 東レは7日、知的財産高等裁判所から沢井製薬(大阪市淀川区)および扶桑薬品工業(大阪市中央区)に対して、経口そう痒症改善剤「レミッチOD錠」の後発医薬品の製造販売差止仮処分命令が出されたと発表した。

 本件仮処分手続は、東レが製造販売承認を取得している経口そう痒症改善剤「レミッチ」(カプセルおよび錠剤)に関する用途特許に基づき、後発医薬品メーカーの沢井製薬と扶桑薬品両社に対して「ナルフラフィン塩酸塩OD錠2.5μg ・サワイ」および「ナルフラフィン塩酸塩OD錠2.5μg ・フソ-」の製造販売差止を知財高裁が求めた。

 同仮処分命令により両社は、東レの特許の存続期間中の後発医薬品の製造販売停止を命じられた。東レはすでに、同剤が必要な患者向けには十分な在庫を用意済みという。

ニュースリリース参照
https://www.toray.co.jp/news/details/20221005112155.html