2022年10月20日 |
9月のエチレン生産量405千トン 前年比24%減 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:なし |
石油化学工業協会は20日、主要石油化学製品の9月の生産実績を発表した。エチレンの生産量は405,000トンで、前月比▲18.0%(88,900トン)、前年同月比▲24.4%(130,800トン)の大幅マイナスとなった。 稼働プラントの実質稼働率は83.2%で、前月の85.8%から2.6ポイント、前年9月(93.5%)の稼働率と比較すして10.3%の低下となった。定修プラントは、出光興産(山口製油所)の1プラント。 誘導品(17品目)の生産量を前年比で見ると、プラスとなったのは塩ビポリマーとアセトアルデヒドの2品目のみでPP、PS、MMAなど、あとの15品目は軒並みマイナスとなった。 一方、出荷量は、夏季休暇が明けて通常月に戻ったこともあり、前月比多くの製品がプラスとなった。 だが、LDPE、HDPE、PPの3樹脂の出荷量は、9月単月としては近年では最低レベルに落ち込んだ。 輸出は、主要輸出先である中国の需要鈍化から、依然として引き合いが弱く、市況も軟化傾向が続いている。 樹脂の在庫量を見ると、4樹脂のうちPSは2.1カ月分でほぼ適正、LDPEは3.6カ月、HDPEは4.1カ月、PPは3.4カ月と高めでの推移となっている。 18品目の生産実績 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1666242450.pdf MMA https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1666242450.pdf 4樹脂 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1666242450.pdf |