2022年10月21日
BASF、中国にネオペンチルグリコール新工場建設
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

 ドイツ・BASFは20日、中国の広東省湛江市(タンコウ市)の新たなフェアブント(統合生産拠点)に、年産能力 8 万トンの世界最大級となるネオペンチルグリコール(NPG)工場を新設すると発表した。2025 年第 4 四半期に稼働開始予定。これによって同社の世界における NPG 生産能力は年間 255,000 トンから 335,000 トンに増大し、世界有数の NPG メーカーの地位を固める。
 
 現在、BASF は、ドイツのルートヴィッヒスハーフェン、米国のテキサス州フリーポート、中国の江蘇省南京市と吉林省吉林市に NPG の生産施設を保有している。

 BASF 中間体事業本部アジア太平洋地域のヴァシリオス・ ガラノス・シニアバイスプレジデントは「湛江のフェアブントに NPG 工場を建設することで、アジア地域、特に中国の粉体塗料分野の顧客の需要に対応できるようになる。当社の最高水準の技術から生まれることで、今回の投資が世界最大の化学市場である中国での競争力を高めることを確信している」と述べた。