2022年10月31日
三洋化成、従業員の育児休業取得をさらに促進
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三洋化成

 三洋化成工業は31日、男性の育児休業(育休)がこれまで以上に取得しやすくなるよう社内制度を改定したト発表した。出生時育児休業(産後パパ育休)の制定を含む「育児・介護休業法」の改正に伴う改定に加え、育休(産後パパ育休含む)期間中の通算 4 週間(28 日間)は給与が満額支給される制度にした。同社は育休取得を促進することで、仕事と育児を両立できる職場環境づくりめざす。

 同社は、”ワクワクする会社”を目指し、すべての従業員が安心して働ける職場環境の整備を進めてきた。これまでに、仕事と育児・介護などの両立支援、男性の育休取得推進、女性の継続就業と出産後のキャリア形成支援、働き方の見直しなどを推進してきた。それらの取り組みが評価され、 2007 年に京都府で初めて「くるみん」、17 年には「プラチナくるみん」の認定を取得した。
 
■制度改定の主な内容
(1)育休の分割取得を可能に(法改正に伴う改定)
・子が 1 歳になるまでの間、2 回に分割して取得が可能になる。
・子が 1 歳になった後も保育所に入所できない等の理由により、育休を延長する場合、育休の開始日を柔軟化することができる。
(2)出生時育児休業(産後パパ育休)を新設(法改正に伴う改定)
・子の出生後 8 週間以内に、4週間まで取得することが可能。
・産後パパ育休は、2 回に分割して取得することもできる。
・産後パパ育休と通常の育休を利用すれば、最大 4 回に分割して休業が可能となる。
(3)育休(産後パパ育休含む)中の給与支給期間を延長(法定外の対応)
・育休(産後パパ育休含む)開始後通算 28 日間、給与を支給する。