2022年11月21日
10月のPPフィルム出荷13.6千トン 今年初前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業会

 日本ポリプロピレンフィルム工業会は21日、10月の延伸フィルム(OPP)と無延伸フィルム(CPP)の生産・出荷実績を発表した。OPPフィルムの国内出荷は17.9千トンで前年比91.9%と、今年6月以降5カ月連続の前年比マイナス。一方、CPPフィルムもこれまで順調に推移してきたが、10月の出荷は13.6千トンで95.4%と今年初の前年割れとなった。

■OPPフィルム(延伸フィルム)
 10月の生産は20.0千トンで前年比95.3%と、再び前年割れ。今年は1~3月がプラス、さらに5月、7月、9月と奇数月でプラス、偶数月でマイナスを凝り返している。1~10月の生産累計は187.5千トンで前年同期比100.7%と堅調。
 国内需要は食品、工業用・他、繊維・雑貨用のいずれも前年水準に届かなかった。
 
■CPPフィルム(無延伸フィルム)
 10月の生産は16.1千トン(110.0%)と高水準だったが、、国内出荷は13.3千トン(96.8%)、輸出も303トンで58.5%と落ち込んだ。
 1~10月累計は生産が139.5千トン(103.9%)、国内出荷も133.3千トン(103.4%)と堅調。輸出は4.0千トン(86.0%)と伸び悩んだ。出荷計は173.2千トン(102.8%)だった。

10月実績
出荷実績表
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1669011056.pdf

OPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1669011056.pdf

CPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1669011056.pdf