2022年11月21日
三井物産、シンガポール漢方薬企業に出資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井物産

 三井物産は21日、シンガポール漢方薬製造販売企業のユーヤンサン(Eu Yan Sang International Ltd(EYS)に出資参画することに合意し、業務提携契約を締結したと発表した。
 
 シンガポールのプライベートエクイティファンドのタワーキャピタルアジア社が組成し、EYSへ出資するファンドにパートナーとして参画することに合意した。今後、三井物産は間接保有の株主として、保有する幅広い事業アセットとのシナジーを活用し、EYSの価値向上や海外展開支援による同社事業の拡大に取り組む。

 EYSは1879年に設立された東南アジア最大の漢方薬製造販売企業で、シンガポール、香港、マレーシアを中心に170以上の店舗と30の漢方クリニックを運営し、科学的なアプローチで、医薬品から食品まで幅広く漢方製品を開発し販売を行っている。
 
 三井物産は、2018年の米国・高機能サプリメント企業ソーン ヘルス テック(Thorne)への出資以降、「サイエンスに立脚する個別化した未病対策ソリューション事業」の構築を進め、今年初めにThorneとの共同事業体をシンガポールに設立した。Thorneが長年蓄積したエビデンスに基づく製品・素材・技術を漢方製品に応用し、EYSの漢方製品のブランド力強化や商品開発につなげ、西洋と東洋を融合させたウェルネス事業の実現を目指す。

 
ニュースリリース参照
https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2022/1245362_13389.html