2022年11月29日
三菱商事など4社、合成メタン導入へ米キャメロン基地活用
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱商事

 三菱商事は29日、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの3社と共同で、米国テキサス州・ルイジアナ州にある合成メタン(e-methane)の製造、キャメロンLNG基地およびLNG船・受入基地等の既存LNGサプライチェーンを活用した合成メタンの液化・輸送、ならびに2030年の日本への合成メタン導入に向けた共同計画策定ついて合意し、検討に入ったと発表した。2030年に13万トン/年の合成メタンを現地で製造し、日本へ輸出する計画。

 これまで各社は、海外からの合成メタン導入に向けて、それぞれで事業可能性調査を行ってきた。今回、原料を安定的に調達するための既存インフラが揃い、早期のサプライチェーン確立を図れるなどから、現時点で米国キャメロンLNG基地近傍を最有望地域として選定した。
 
 今後の合成メタン導入の拡大やエネルギーセキュリティ向上に向けて、4社はさらにほかにも適地選定や事業可能性検討を行っていく方針だ。