2022年11月30日
10月の鉱工業生産指数 2.6%減「なお一部に弱さ」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省が30日発表した10月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は生産、出荷、在庫とも前月比マイナスで、基調判断は前月の「総じてみれば、生産は緩やかな持ち直しの動き」から「生産は緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」に引き下げた。下方修正は5カ月ぶり。
 
 生産指数は95.9となり、前月から2.6%下がった。業種別にみると、生産用機械工業、電子部品年・デバイス工業、化学工業(徐、無機・有機化学工業、医薬品)等が低下し、自動車工業、汎用・業務用機械工業等が上昇した。中国・上海市でのロックダウンも影響した。

 化学工業の指数は生産が前月比2.1%マイナスの93.3、出荷は同3.5%上昇の89.5、在庫は同1.0%上昇の116.0だった。在庫率は0.8%マイナスの130.0となった。