2022年12月05日
東レ、漁網由来再生樹脂 23年度売上げ8億円めざす
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:東レ

 東レは5日、再資源化事業会社のリファインバースグループ(本社:東京都千代田区、越智晶社長)が回収漁網からつくる再生樹脂などを原料に、東レ独自技術を活用したナイロン6ケミカルリサイクル「N6CR」繊維製品の国内販売を23年3月から開始すると発表した。生産規模は400トン/年で、23年度は売上高約8億円、25年度には12億円をめざす。

 東レは、2022年に名古屋事業場(愛知県)で、新たに漁網由来再生樹脂の原料投入設備や再生ラクタムの貯留槽などを導入した、石油由来バージン原料と識別する生産体制を整えた。同設備はナイロン6繊維製品の再資源化に活用できる。今後、先進的な「繊維to繊維リサイクル」ビジネスを加速させ、資源循環型社会の実現に貢献していく方針だ。
 
 今回のN6CR設備導入により、これまで衣料用ナイロン繊維では技術的に困難だった、新たな高機能・高付加価値タイプの商品ラインナップ強化が可能になった。今後は環境配慮型素材へのニーズの高いスポーツ・アウトドア向け薄地織物やインナー・レッグアパレル向けなどを中心に販売拡大していく。また産業用では、自動車部品やロープ、漁網、カーペットなどの一般産業資材向けに幅広く展開していく方針だ。