2022年12月12日
ユニチカ、環境貢献型塗剤「エリーテル」など発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ユニチカ

 ユニチカは12日、樹脂事業で新たに使用量低減によって環境問題に貢献するリデュース材料「エリーテル」「アローベース」「Uイミド」を開発、展開を強化していくと発表した。

■「アローベース」「エリーテル」
 水系エマルションで、溶剤レスによる揮発性有機化合物(VOC)低減により環境負荷削減に貢献する。ポリエステル系やポリオレフィン系の樹脂を乳化剤不使用で水中に分散しており、乾燥皮膜は接着性・耐薬品性・加工性に優れる。

■「Uイミド」
 塗工・乾燥熱処理を行うことにより、ポリイミド被膜を得ることのできる「Uイミド」ワニスは、独自の改良を施すことで高濃度銘柄をラインナップし、アミド系溶剤の使用量削減による環境負荷低減に貢献する。一般的なポリイミドワニスの濃度と比較して約1.5倍の高濃度化を実現し、排出される溶剤量を半減させることができる。
 
 同社は、環境配慮型素材へのニーズが高まる中、環境性能のカテゴリー化(バイオマス、リサイクル、リデュース)による理解促進と販売強化を推進することで、環境配慮型樹脂全体で売上高数十億円規模の商品群をめざす。