2022年12月20日
昭電の使用済みプラ産出アンモニア CO2大幅削減
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は20日、川崎事業所で使用済みプラスチックを原料として製造している「低炭素アンモニア」が、化石燃料を原料にしたアンモニアと比べて、製造過程で排出されるCO2などの温室効果ガス(GHG)が80%以上削減されていることを確認したと発表した。製品の低炭素アンモニアは第三者機関(日本LCA推進機構:LCAF)によってISO基準に適合していることが認められ、環境性能に優れたアンモニアであることも確認できた。

 アンモニアは燃焼時にCO2を排出しない次世代燃料として期待され、脱炭素社会へ向けた需要拡大が見込まれている。だが、化石燃料を使った従来の製法では、製造過程で大量のCO2が排出されることが大きな課題となっていた。

 こうした中、同事業所で製造する低炭素アンモニアは、使用済みプラスチックを原料とするだけでなく、製造過程でも化石燃料や化石燃料由来のエネルギーを使わないことで「 CO2排出80%強削減 」を実現した。
 
 循環型社会の実現に向けて、脱炭素社会への貢献が期待される環境性能に優れたアンモニアであることが今回、LCAFの裏付けによって確認された。

ニュースリリース参照
https://www.sdk.co.jp/news/2022/43632.html