2022年12月22日
11月のエチレン生産47万トン、前年比13.6%減
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は22日、11月の主要石化製品の生産実績を発表した。内外経済減速に伴う需要低迷の影響をつよく受け、エチレン生産量は470,700トンで前年同月比13.6%(74,200トン)の減少と大きく落ち込んだ。前月比では0.1%(600トン)の増加となった。

 稼働プラントの実質稼働率は82.2%で、前月の84.8%から2.6ポイント低下、前年同月の95.1%からは12.9ポイントと大幅ダウンした。定修プラントはゼロ(前年もなし)だった。
22年1~11月のエチレン累計生産量は4,930.1千トン(前年同期比▲14.4%)となった。

 誘導品(17品目)の生産量をみると、前年比プラスはアセトアルデヒドと合成ゴムBR(ソリッド)の2品目のみで、あとの15品目は前年を下回った。マイナス幅もアクリロニトリル(▲4%)を除く14品目はいずれも2けた台と大幅だった。

 一方、汎用4樹脂について国内出荷をみると、前年比ではいずれもマイナスだが、前月比ではPSを除く3樹脂がプラスで、国内消費に明るさが見られている。
 
<11月の実績>

▽18品目
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1671679966.pdf

▽4樹脂
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1671679966.pdf

▽MMA
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1671679966.pdf