2023年01月26日
昨年のエチレン生産541万トン 15%減・石化協
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は26日、22年12月の主要石化製品の生産実績を発表した。エチレン生産量は482.1千トンで、前年比15%の減少。めずらしいことに誘導品17品目もすべて前年を下回る低レベルの生産となった。世界的な経済減速は持ち直したとはいえ、ウクライナ問題や新型コロナの流行拡大に伴う需要低迷が響いた。
 
 稼働プラントの実質稼働率は81.4%で、前月の82.2%から8ポイントの低下、前年同月の97.4%からは16.0ポイントの大幅ダウンとなった。定修プラントはゼロ(前年もなし)だった。

 22年1~12月でみると、エチレン生産量は5412.0千トン(前年比▲15%)となった。
 誘導品は合成ゴムBRを除いていずれも前年を下回った。とくにEO・EG、スチレンモノマーの減少幅(21%減)が大きかった。樹脂ではPP(14%減)が目立った。

18品目
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1674705905.pdf

4樹脂
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MMA
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