2023年02月06日
AGC、仏サンゴバンとCO2削減技術 共同開発へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:AGC

 AGCは6日、フランスの高機能材メーカー、サンゴバン( Saint-Gobain S.A.、本社:パリ)と、板ガラス製造時のCO2排出量を大幅削減する技術を共同開発することで合意したと発表した。2024年下期中に最新鋭のパイロットプラントを設置し、実証実験を開始する予定だ。

 パイロットプラントは、バレフカ市(チェコ)にあるAGCの型板ガラス製造プラントを全面改修して利用する。
 共同開発によって、天然ガスを熱源とする板ガラスの製造方式を、50%を電力・残りの50%を天然ガスの酸素燃焼に転換する新しい技術を確立する。同技術の開発により、板ガラス製造時のCO2排出量大幅に削減することが可能となる。

 板ガラス製造時の熱源のクリーン電力比率向上を加速し、使用する製品の環境負荷低減を求める顧客への要望に対応することが可能となる。両社はガラス業界における脱炭素化のリーディングカンパニーとして、サステナビリティに関する知見を結集し、新たなイノベーション実現を目指す。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1675664421.pdf