2023年02月27日
日本触媒「DBJ 環境格付」4回連続 最高ランク取得
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:日本触媒

 日本触媒は27日、日本政策投資銀行(DBJ)の「DBJ環境格付」で、2008年、2012年、2017年に続き「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」と、最高ランクの格付を4回連続で取得したと発表した。

 今回は、DBJの新たな融資メニューであるKPI設定型環境格付制度に基づき、融資を受けた。
 同制度は、社会課題解決と企業価値向上との両立を目指す取り組みを支援していく点が特徴で、調達資金は、同社の環境貢献製品の一つであるリチウムイオン電池用電解質「 イオネル 」の事業拡大に充てる。
 
 今回の格付では、以下の点が高く評価された。
(1)社長をトップとするテクノアメニティ推進委員会にて中長期な成長戦略を検討した上で、国内外の生産子会社を含めた環境マネジメントシステムを通じて中期経営計画に紐付く目標を展開し、グループ一体となって経営戦略と整合した環境経営を推進している点。

(2)製品ライフサイクル全体の環境負荷低減に向けて、社内審査会によるアセスメントを経て環境貢献製品を認定し、その売上拡大に向けた中長期目標を設定しているほか、環境貢献量を算出して製品の環境価値を可視化するなど、製品・サービスを通じた社会課題解決に注力している。

(3)2030年の長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」にて自社のありたい姿を明確化し、その実現に向けた具体的なアクションとしてポートフォリオ変革を掲げ、水素の利用拡大やCO2の回収などの新たな社会価値の創造に資する研究開発を加速している。