2023年02月28日
住友ゴム、トレーサビリティ対応「DGSO」に加盟
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友ゴム

住友ゴム工業は28日、1月からタイヤに関するデータの標準化や最適システム構築に取り組む国際団体「GDSO(Global Data Service Organisation for Tyres and Automotive Components)」に加盟したと発表した。タイヤ業界はトラック・バス用タイヤを中心にトレーサビリティー(原料の追跡調査)のためのタイヤ個体識別管理に取り組んでおり、GDSOに加盟することでこれらの業界活動に参画する。

GDSOは、RFIDを使用してタイヤに関するデータを活用するためのプラットフォーム構築を進めている。
住友タイヤはその活動に参画して業界標準の策定に取り組むとともに、同社グループが製造・販売するタイヤに関するデータにユーザーがアクセスできるデータベース構築を進める。

 RFIDは、従来バーコードやQRコードを用いていた個体識別を、電波を用いた無線通信技術によって確認する仕組みであり、これを活用することで品質保証・クレーム対応・模倣品排除など、トレーサビリティーのためのタイヤ個体識別管理が可能になる。さらに、倉庫での在庫管理や、製造・装着時期、メンテナンス履歴などを確認できるようになることで、作業効率や安全性の向上が期待できる。


<ニュースリリース参照>
https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2023/sri/2023_013.html