2023年03月10日
千代田化工、CO2原料にパラキシレン製造 成功
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:千代田化工建設

 千代田化工建設は10日、富山大学、ハイケム(東京都港区:高 潮社長)と3者でCO2を原料としたパラキシレンの製造および単離に成功したと発表した。
 
 CO2を原料としたパラキシレンの製造技術開発は、NEDOの「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発プロジェクト」で採択され、3者のほかに日鉄エンジニアリング、日本製鉄、三菱商事の3社を加えた6者で共同研究を推進してきた。
 
 千代田化工はこのほど子安リサーチパーク内にパイロットプラントを完成した。今年3月初から同プラントに富大学とハイケムの共同開発による工業触媒を充填し、CO2を原料にパラキシレンをメインとする化合物を製造してきた。
 
 現在、外部機関に以来して製品の物性などを確認中だ。引き続きこのCO2由来パラキシレンの事業化について、関係各社と協議を加速していく方針だ。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1678411188.pdf