2023年03月14日
ポリプラ、新規の長繊維セルロース強化樹脂開発 
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ポリプラスチックス

 ポリプラスチックスは14日、温室効果ガス排出量を大幅削減する新たな長繊維セルロース強化樹脂の開発に成功したと発表した。

 原料にバイオマス素材であるセルロースを使用し、通常のガラス強化樹脂に比べて密度が小さく、温室効果ガス(GHG)の排出量を大幅に削減した「PLASTRON LFT」(商品名)長繊維セルロース強化樹脂を開発した。

 廃棄物をほとんど出さない「溶剤法」再生セルロースを採用しているのが特徴。溶剤法を用いた再生セルロースは、セルロースを変性することなく直接溶剤に溶かして紡糸するシンプルなプロセスで、溶剤をほぼ100%回収でき、水以外の廃棄物をほとんど発生しない。
 
 機械物性はガラス強化材料とほぼ同等でありながら従来の繊維強化樹脂では実現できなかった剛性と高い衝撃強度を兼ね備えた素材で、金属やFRPの熱可塑性樹脂化の領域を拡げる。来年度中の上市をめざすが、用途として自動車のドアモジュールやセンターコンソール、アームレストの芯材等の分野に採用を見込んでいる。