2023年03月28日

三井化学、大牟田のTDI設備を縮小、最適化

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：三井化学

三井化学は28日、大牟田工場のポリウレタン原料 トルエンジイソシアネート（TDI）プラントについて、2025年7月をめどに生産能力を最適化すると発表した。 　現有年産12万トン設備を国内外の需給動向に合わせて、同5万トン程度に縮小し、安定供給体制を構築する。 　TDIは大牟田工場イソシアネートチェーンの基盤製品であり、再構築することで国際競争力の強化につなげる。工場は TDIの安定供給体制維持とともに、メガネレンズ材料や農業化学品など高機能製品群の主力製造拠点として競争力を強化し、事業ポートフォリオ変革に向けて成長領域の事業拡大に貢献していく。 　 　同社は長期経営計画 （VISION 2030）で、ポリウレタン事業をベーシック＆グリーン・マテリアルズ事業領域における再構築事業の一つと位置付けている。今回の TDI 生産能力最適化や高付加価値化は、高機能ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、及び高機能ポリオール(PPG)事業の強化につながる戦略の一環となる。引き続き資本効率を改善し、安定収益を確保できる事業基盤を構築していく方針だ。 トルエンジイソシアネート(TDI)の生産能力最適化について https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1679986250.pdf Mitsui Chemicals to Optimize TDI Production Capacity https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1679986250.pdf