2023年03月31日
レゾナック、社外取締役に半導体の常石哲男氏
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:レゾナック

 レゾナック・ホールディングス(髙橋 秀仁社長)は30日に開催の定時株主総会で、新たに社外取締役として、半導体分野に豊富な知見をもつ常石哲男氏を選任した。

 レゾナックグループは半導体・電子材料事業を戦略的にも重要な成長事業と位置づけ、今後積極的に設備投資していく方針だ。これらの施策をスピーディーに進めていくためには豊富な経営経験を有する人材が必要としていた。1976年に東京エレクトロンに入社。1992年に同社取締役に就任、2015年からは同社会長を務めるなど、半導体装置メーカーの経営に長年にわたり携わってきた。

【 常石 哲男氏の話 】
 レゾナックは、創業から約100年の長い歴史を持つ会社ですが、ここ数年はさらなる選択と集中を実行し、事業の見直しや大胆な吸収合併なども行い、高付加価値事業である半導体・電子材料に重点を置いています。従前でも世界に通用する技術を持っていましたが、さらに製品競争力を増強し、真の企業価値の拡大へ全社挙げてチャレンジしています。世界で勝ち抜ける、また世界の資本市場でも更に高評価される企業への成長に貢献したいと考えています。

【 髙橋 秀仁・レゾナック社長の話 】
 当社は2023年1月より「レゾナック」として半導体材料事業に成長の軸に据えた変革に取り組んでいる最中です。常石氏の半導体業界の経験から培った鋭い判断力と、企業価値の向上に真摯に取り組む姿勢は、レゾナックがこの変革を成し遂げるために必要であり、この度の就任は経営力の強化に直結すると確信しています。取締役会での活発な議論を期待しています。

社外取締役に常石哲男氏
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