2023年05月12日
ダイセル、ifiaセミナーで「ウロチンA」研究発表
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ダイセル

 ダイセルは、5月17日~19日に東京ビッグサイトで開催される、ifia JAPAN2023(第28回国際食品素材/添加物展・会議)/HFE JAPAN2023(第21回ヘルスフードエキスポ)の「オートファジーコンソーシアムセミナー2023」に、「オートファジーを誘導する食品素材ウロリチンAの最新研究」成果を発表、紹介する。

 ウロリチンAは、ザクロやベリー類、ナッツ類などに含まれるエラグ酸が腸内細菌の働きで代謝され、生成する腸内代謝物で、2016年にオートファジーの1種であるマイトファジー促進作用が学術誌「Nature Medicine」に報告され、注目を集めている機能性成分。

 ダイセルは、初めてザクロ果皮抽出物から発酵法で生産することに成功し、2021年5月に「ウロリッチ」を上市した。また、オートファジーをメカニズムとした機能として、肌、骨、血管への効果、抗肥満、抗アレルギー効果などのエビデンスを社内や大学との共同研究によって取得してきた。

■セミナーでは、今話題のゴースト血管に対する改善効果など、最新の研究成果も合わせて、ウロリチンAの機能性を紹介する。
 
<セミナー内容>
・オートファジー:健康長寿社会の実現に向けて
(大阪大学大学院 生命機能研究科 医学系研究科 教授 大阪大学栄誉教授 吉森 保 氏)
・食品科学の観点からのオートファジー研究の現状とその成果を活用した大学発ベンチャー創出の試み
(早稲田大学人間科学学術院 教授 原 太一 氏)
・「オートファジーのある暮らし」を実現するために
(UHA味覚糖株式会社 バイオ開発ディビジョン 執行役員 松川 泰治 氏)
・オートファジー製品に対する表示ガイドライン活動について
(小林製薬株式会社 中央研究所 基礎研究部 部長 矢野 博子 氏)
・オートファジーを誘導する食品素材ウロリチンAの最新研究
(株式会社ダイセル ヘルスケアSBU 事業推進室事業戦略グループ マネージャー 卯川 裕一)
・オートファジー活性測定と食品事業での取り組みについて
(株式会社AutoPhagyGO 代表取締役社長 石堂 美和子 氏)

(参考)
◇ifia JAPAN2023/HFE JAPAN2023公式サイト:https://www.ifiajapan.com