2023年05月29日
デンカ、東洋スチレン のポリスチレン樹脂に不適切行為
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:デンカ

 デンカは29日、東洋スチレン(石塚 賢二郎社長)が製造・販売するポリスチレン樹脂製品の一部に不適切行為があったとして、同日開催の取締役会で社外有識者による外部調査委員会の設置および不適切行為の内容と原因究明および再発防止策の策定を決めたと発表した。

 米国の第三者安全科学機関である Underwriters Laboratories Limited Liability Company(UL)認証に関して不適切な行為が判明するとともに、日本国内の電気用品安全法に関連して設けられている部品・材料登録制度(CMJ 登録制度)に関する不適切な行為が判明した。

■不適切行為の概要
(1)確認された事実
・当社 ポリスチレン樹脂の一部グレードについて、外注委託先の工場で本来必要な UL 工場認定を取得しておらず、UL 認証上不適合状態にあることが、当社監査により2023年 3月下旬に判明した。
(2)現時点で判明している対象製品
・当社 ポリスチレン樹脂の一部グレード(ガラス繊維強化 ポリスチレン樹脂)
(3)本件を受けての対応
・現時点で、事故等の報告は受けていないが、最終製品の安全性や性能について、調査を継続する。
・本件は株式会社 UL Japan に既に報告しており、今後の対応について相談する。

(参考)東洋スチレンHP
http://www.toyo-st.co.jp/

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1685341435.pdf