2023年06月23日
石化協、5月エチレン生産406千トン 11.8%減
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会が23日発表した5月の石化製品生産実績によると、エチレン生産量は406,400トンで、前月比▲9.5%(42,500トン)の減少、前年同月比では11.8%(54,500トン)のマイナスとなった。
 
 定修は出興産・千葉工場の1社1プラント(前年は2社2プラント)、稼働プラントの平均稼働率は81.6%(前月は84.5%)だった。

 誘導品17品目のうち生産が前年比プラスとなったのはアセトアルデヒドとキシレンの2品目のみで、LDやHDのプラスチックをはじめMMA、EOGなどの化成品類主要製品15品目はいずれもマイナスとなった。PS、SMなどのスチレン系をはじめLDPE、VCM、PVC、ANなどは2けた台のマイナスと、減少幅も大きかった。
 
 4樹脂の出荷動向を用途別に見ると、前年比プラスとなったのはPPの輸送機械向け部材やPSの健康飲料向け容器など限定した分野に限られており、これ以外では多くが前年割れとなった。特にフィルム分野では、各種の包装材向けや雑貨用途向け出荷の減少が目立った。

5月実績
・主要製品18品目
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1687495835.pdf

・4樹脂 生産・出荷・在庫実績
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1687495835.pdf

・MMA 生産・出荷・在庫実績
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1687495835.pdf